判決を報じた朝鮮中央通信によると、裁判では「共和国刑法第60条(国家転覆陰謀罪)」「第64条(スパイ罪)」「第65条(破壊・謀略罪)」「第221条(不法国境出入罪)」の罪に問われ、審理の過程で二名は、犯罪事実を認めたという。
検事は論告で、「特大型国家政治テロ、社会主義制度と国家の安全を侵害した行為」として死刑を求刑したが、弁護人が「繁栄する社会主義朝鮮の姿を直接目撃しながら自分らの犯罪をより深く悟るように」と死刑以外の刑罰を主張。判決は、無期懲役に値する「無期労働教化刑」が言い渡された。
朝鮮中央通信は、今回の事件が「米国と南朝鮮のかいらい一味こそ国家政治テロの元凶、謀略の首かいである」としながら、「同調する者はどんなに悲惨な末路に処するのかをはっきりと示している」と韓国人男性二名を非難した。
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