米ユタ州にある陸軍の研究所が生きたままの炭疽(たんそ)菌が誤って国内外に送付された問題をめぐり、米朝が応酬した。
北朝鮮は、先月末に炭疽菌誤送付問題が明るみに出た直後から、この問題を取り上げ4日付の労働新聞では「私たちの民族を細菌戦の大惨事の中に追い込もうとする強盗米帝の悪巧みを断固粉砕してしまおう」という国防委員会スポークスマンの声明を出していた。
韓国聯合ニュースによると12日(現地時間)には、国連駐在北朝鮮代表部のチャ・ソンナム大使名義では国連事務総長と安保理へ宛てた書簡で「米国は、致命的な大量破壊兵器を保有しているだけでなく、それを実際の戦争で(北朝鮮に)使用する意図を示している。安保理が『生きている炭疽菌誤配送問題』を(案件として)想定し、米国の生物学戦計略を徹底的に調査する促す」と明らかにした。