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「人民保衛隊」のメンバーは、身長147センチ以上の20代女性から選ばれていた。職業軍人と同じ待遇を受けて、建設現場や農村支援などの様々な動員が免除される。

「人民保衛隊」は、各市や郡の水源、糧政事業所(精米所)、2号倉庫(軍用米備蓄倉庫)、4号倉庫(軍事物資備蓄倉庫)、銀行の支店などに置かれており、市や郡ごとに50人程度、全国的には10万人の兵力を擁すると言われている。

この人民保衛隊が「総入れ替え」になったのは、ある事件がきっかけだった。

事件は、平安南道(ピョンアンナムド)の安州(アンジュ)市で起きた。炭鉱の人民保衛隊の責任者が、部隊の建物を売春組織に貸し出し金銭を受け取っていた。さらに、隊員たちも売春行為を行っていたというから、未曾有の大不祥事だ。