北朝鮮で、国防相の玄永哲氏や多数の高官粛清説が出るなか、金正恩体制に対する「恐怖感」と「不安感」が漂っている。
とくに幹部たちは、「どんなに地位が高くても、いつ自分が粛清されるかわからない」と震え上がっている。
幹部たちが、戦々恐々とする様子を見た庶民たちは粛清をネタにしたジョークを生み出した。
それが「モヤシ頭」だ。
北朝鮮の内部情報筋は次のように語る。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「相次ぐ粛清の様子を、ひょいひょい摘まれていく『モヤシ頭』に例えたジョークさ。また、上に上がれば上がるほど粛清される危険が大きくなるという意味も込められているね」
さらに、幹部たちは「周辺の空気を読むのに必死」だという。
「金正恩の後ろで、幹部達がもみ手をしながら愛想笑いをしたり、懸命にメモを取っているだろう。みんな『金正恩式恐怖政治』が怖いから必死で空気を読んでいるのさ」(情報筋)
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は、つい先日もスッポン養殖場で「激怒」して幹部たちを「無能」「無責任」と叱責した。恐怖政治は、一時的に体制を引き締められるかもしれないが、いずれか体制を脅かす不安材料になりかねない。