現在、先述の木蘭ビデオが制作し、販売する映画はロシアのものばかり。それも第2次世界大戦時の対独戦がテーマの映画ばかりで、ラブストーリーやメロドラマはほとんどないという。こうした変化について中国の対北朝鮮情報筋は、次のように語った。
「金正恩体制が中国に対して良い感情を持っていないことから、神経質になっているようだ」
金正恩氏を揶揄した映画の制作会社をサイバー攻撃したと疑われている北朝鮮だけに、中国映画の取締りで、視聴者に対する厳罰などより極端な行動に出ることも懸念される。
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