北朝鮮、デイリーNKへサイバー攻撃か・・・「最重要ターゲットの一つ」

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「デイリーNKのサーバーが完全に掌握された。サーバーの一つは、システム権限が完全に奪われて、改めて構築しなおさなければならない状態だった」

関係者は、攻撃者のIPについて「ハッカーは一般的に、第三国を経由してアクセスすることが一般的。北朝鮮のIPアドレスが含まれていたからと北朝鮮が攻撃したと断定できない」と語った。

北朝鮮による攻撃の可能性濃厚と見る専門家も

これまで、北朝鮮のサイバー攻撃には中国瀋陽のIPが利用されてきた。しかし、最近では北朝鮮のIPから攻撃を仕掛ける大胆な事例もあるため、今回の攻撃は「北朝鮮の仕業」との見方もある。

韓国KAIST情報保護大学院のイム・チェホ教授はデイリーNKの取材に対して次のように述べた。

「最近のサイバー攻撃の事例を見ると、8割が中国、2割が北朝鮮のハッカーによるものだ。北朝鮮は外貨稼ぎのためにゲーム会社へのサイバー攻撃を行ったりもするが、ほとんどは諜報目的だ。対象や状況を考えると、韓国のデイリーNKへのサイバー攻撃は北朝鮮が行った可能性が高い」

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イム教授はさらに「最近、北朝鮮は北韓民主化委員会など脱北者関連サイトから関連情報を盗み出そうと努力している。デイリーNKもその対象に含まれるので、社員の個人情報を盗み出そうとしていたのだろう」と語った。