危機を感じた北朝鮮船員たちは機転を利かせ、その場で作った火炎瓶の投てきで応戦。救助用の信号弾を打ち上げるなど必死で抵抗を試みた。
さらに、近づいてくる海賊船と衝突しながらも、北朝鮮貨物船はスピードを最大速度上げて海賊の奇襲から逃れることできた。その後、アメリカ艦隊が現場に到着したが、海賊はすでに逃げさった後だった。
この戦闘で、北朝鮮船員30人のうち1人が負傷し、船も破損しているとIMB・海賊情報センターのノエル・チュン所長が伝えた。同所長によると、「北朝鮮の貨物船は中東に向かっていたが、海賊の攻撃を受けた後の行方はわからない」という。