朴槿恵氏の風刺画に政治的圧力か? 輸送拒否でドイツ展示会を開催できず

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ドイツの展示会に出展予定だった韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領を風刺した絵画が運送されず、展示会ができないと6日、ハンギョレ新聞が報道した。背景には、なんらかの政治的圧力があるという。

洪成潭氏の「セウォル五月」の出品ができなくなった件を報道するハンギョレ新聞。
洪成潭氏の「セウォル五月」の出展できなくなった件を報道するハンギョレ新聞。

問題となった絵画は、韓国の画家・洪成潭(ホン・ソンダム)氏によって描かれた。洪氏は、1980年の光州事件など社会的なテーマで作品活動を行ってきた画家で、日本でも作品を収録した本が出版されている。

洪氏は昨年、旅客船セウォル号の沈没事故の後に大作「セウォル5月」を描き上げ、同年8月に韓国光州市で開催される美術展に出展しようとしたが、「朴槿恵大統領に対する侮辱だ」などという批判が起こり、取りやめた。

ハンギョレ新聞によると、洪氏は、作品「セウォル5月」を今月に開かれるドイツの美術展に出展しようと準備を進めていたが、「海運会社が、突然輸送できないとドイツの主催側に一方的に通告した」と伝えた。

ベルリンのギャラリーで行われる「禁じられた絵」展には、洪氏の作品だけでなく、脱北画家のソン・ム氏によるものなど10点の作品が出展される予定だったが、2人の展示会そのものが開けなくなったとのことだ。

海運会社も圧力があったことを匂わす

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汎洋海運の担当者は、ハンギョレの取材に「取り扱うな、と担当重役から通告があった。理由は明かせないが、メディアで多く取り上げられた絵だからだと思う」と、何らかの圧力があったことを匂わせた。

これに対して、ドイツ側は「ドイツの外務省を通じての抗議文の発送や損害賠償訴訟も検討している」と語った。

今回の展示を主催するNGBKとはドイツ政府から資金を得て運営されている公共美術機関だ。

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今回の展示は、敗戦70週年を迎えてドイツ政府が行っている平和芸術行事に選定され、抑圧されている東アジアの美術をテーマに韓国、台湾、日本の作家8人の展示を予定している。

洪氏とソン氏は「具体的な経緯は不明だが、圧力がかけられたことは明確」として、ベルリンで抗議パフォーマンスを行うと語っている。