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イ・フェチャン自由先進党総裁が「太陽政策の影の中だけに閉じこめられていた北朝鮮の同胞の痛みと叫びを、これ以上無視してはならない」と30日に強調した。

イ総裁はこの日、李明博大統領のラジオ演説に対する反論として行ったKBSラジオ演説で、「しばらく前に自由を求めて北朝鮮を脱出した女性たちが、ラオスなど第3国をさすらって当局に捕まり、送還を恐れたあげく釘を飲んで自殺を試みた事件があった」と言い、このように語った。

また、「このような報道は冷たい凍土の地、北朝鮮で人間としての最低限の尊厳も享受することができないまま、自由を踏みにじられながら暮らしている北側の同胞たちを思い起こさせる」と述べ、「脱北者たちは中国を経てベトナムやタイ、ラオス、ミャンマー、モンゴル等であらゆる困難を経験し、自由を探し求めている」と語った。

更に、「自由を求めて独裁の地を脱出しても、自由大韓の懐にすぐに来ることができず、ジャングルを越えて異域万里、東南アジアをさすらって生存の脅威を受けている脱北者、彼らはまさに私たちの同胞」と述べ、「私たちが救護の手を差し伸べなかったら誰がするのか」と力説した。

イ総裁はまた、金剛山観光客射殺事件について言及し、「この事件は太陽政策という美名の下、これまで私たちが感じた平和が、実は緊張の中で本音をさえぎっていた幻想に過ぎなかったことを、一瞬で悟らせてくれた事件だった」と指摘した。

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一方、「与・野党ともこれ以上国会を指弾と嫌悪の対象にせずに、働く国会、生産的な国会を作ることを切に訴える」と主張した。

イ総裁はまた、「まだ研究、検討が不十分で議論の余地がある法案や、深刻に国論の分裂をもたらす可能性がある法案などは、来年慎重に検討しよう」と提案した。

更に、「ハンナラ党は国会の外交通商統一委員会での違法な強行処理に対して謝罪し、争点となっている法案に対する一方的な年内強行処理の方針をおさめて、民主党は国会を乱闘場にしたことを謝罪して正常な国会にしなさい」と促した。