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しかし、住民からは「そもそも国産品は種類が少ないし値段が高い」と敬遠され、当局の宣伝は鼻で笑われているとRFAは伝える。

清津(チョンジン)市の「輸城川(スソンチョン)総合食料化学工場」では、パン、酒、インスタントラーメンなどが製造されている。しかし、小麦粉、砂糖など全ての原料は中国からの輸入だ。さらに、燃料の石炭も高いので製造コストが高くつき、中国産に比べて高価にならざるをえない。

例をあげると「輸城川総合食料工場」で製造された500グラムの「卵菓子」一袋は2万ウォンだが、中国産は1万2000ウォン。これでは、そっぽを向かれても仕方がないだろう。

ただし「平壌靴下工場」で製造される靴下は庶民にも愛用されているとのことだ。中国産の靴下は2000北朝鮮ウォンで、国産品は3000ウォンと1.5倍するが、ナイロン製で長持ちするからだ。

「国産品を使え!」というスローガンを掲げるのなら、まずは北朝鮮当局の閉鎖的な経済政策を見直すことからはじめるべきである。

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