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健康悪化説の金正日が2ヶ月ぶりに公の場に姿を現したという、アメリカのABC放送の20日の報道が誤報だということがわかった。

韓国政府の関係者が「金正日総書記の公式の活動はまだわからない。ABC放送が流した画面にヨン・ヒョンムク前総理が映っているので、過去の資料画面だと思う」と明らかにした。

ABC放送はこの日の午後、スクープとしてこれまで脳卒中で倒れたと奄ウれている金正日が2ヶ月ぶりに公の場に現れたと伝えた。さらに、健康悪化説をめぐって様々な憶測が出回っている状況を払拭するために姿を現したという専門家の分析も付け加えた。

しかし金正日がいつ、どのような行事に、誰と一緒に訪れたのかなど、具体的な内容については語らなかった。
ABC放送は人民服の金正日が事務所に入ってくる場面、白いガウンを着て現地指導をしている場面などを流した。

しかし、白いガウンを着ている金正日の後ろに2005年10月に死亡したヨン・ヒョンムク前総理と見られる人物が登場しているため、報道の信憑性に疑問が生じた。

ABC放送は21日深夜に、インターネット版からはこのニュースを削除したが、これと関連した追加報道はまだ出していない。

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一方、朝鮮中央テレビなどの北朝鮮のメディアは、金正日の金日成総合大学のサッカーチームの試合の観戦や、軍部隊視察の報道以来、最近の活動に関する報道はまだ行っておらず、映像も流れていない。