朝鮮中央通信の報道でも、双方は国際問題について「立場を披歴」「見解を表明」と記すにとどまり、「一致」とは表現されなかった。これは、ウクライナ戦争や対米戦略をめぐる微妙な温度差の存在を示唆するものとも読める。
(参考記事:「ロシアが助けてくれる」打ち砕かれた北朝鮮の希望…プーチンの裏切で「経済危機」も)北朝鮮はこれまでも、中国への依存と自立志向の間で揺れ動いてきた。今回の一連の動きは、その振幅がいかに大きく、かつ状況依存的であるかを改めて示したと言える。結局のところ、どれほど“侮辱”とも取れる態度を見せたとしても、最後に戻るのは中国――。北朝鮮外交の帰結は、常に現実主義に収斂している。
