北朝鮮が対中姿勢を大きく揺らがせている。かつて中国の最高指導者を“軽視”するかのような異例の対応を見せたかと思えば、直近では関係重視へと急速に回帰した。その振幅の大きさは、同国外交の本質を浮き彫りにしている。

北朝鮮メディアは新年に際し、習近平に送った年賀状を極めて簡略に扱い、名前すら明記せず他国首脳と並列的に列挙するにとどめた。これは大国の国家元首に対する公開的な侮辱であり、事実上、中国との関係を“格下げ”したとも受け取れる行動だ。

こうした対応は、単なる儀礼の問題にとどまらない。北朝鮮が伝統的な「血盟」関係から距離を取り、ロシアなど他のパートナーとの関係を強化する中で、中国への相対的な重みが低下していたことの表れとみられていた。実際、対露接近が進む中で、中朝関係は「冷却」さらには「亀裂」とまで指摘される局面にあった。

しかし、この流れは長続きしなかった。