「恐怖で息もできない」北朝鮮 “幹部粛清” の生々しい場面

北朝鮮の内部情報筋は当時、韓国デイリーNKに対し、次のようにその“場面”について語っている。

「彼が連れ出されるとき、議場は水を打ったように静まり返っていた。あまりに残酷で、参加者たちは息もできぬほどの恐怖感に包まれた。(受け持った)部門が違うだけで、コロナに直面しているのは誰もが同じだ。それだけに、明日は我が身との思いに襲われ、張成沢(チャン・ソンテク)のときよりも恐ろしかった。そのせいで、しばらくは誰もこの出来事について語れなかった」

ここで言われている張成沢とは、2013年に処刑された金正恩総書記の叔父である。党行政部長として絶大な権力を誇っていたが、増長していると見なされ、国家転覆陰謀罪に問われた。

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不満分子を摘発

このとき、張成沢氏を逮捕し、死刑を執行したのは秘密警察である国家安全保衛部(現・国家保衛省)だった。