「F-35のような最新鋭機は、高速すぎて小さなドローンを視界に捉え続けるのが難しい。だが、我々のウォートホッグ(A-10の愛称)なら、標的と同じような低速で背後に貼り付くことができる。ターゲットポッドの赤外線画像に、熱を発する小さな点が映し出された瞬間、それが獲物だと確信するんだ」

彼が語るドローン迎撃の瞬間は、ハイテク戦のイメージとは程遠い、極めて「泥臭い」ものだ。

「APKWS II(レーザー誘導ロケット弾)を選択し、レーザーを照射する。トリガーを引くと、翼の下から白煙とともにロケットが飛び出していく。サイドワインダー(空対空ミサイル)のような派手な加速はないが、じりじりと、確実にドローンへと吸い込まれていく。直撃の瞬間、モニター越しに火球が見える。1発数万ドルのロケットで、同程度の価値の自爆ドローンを仕留める。これこそが、納税者にとっても現場の兵士にとっても『正しい戦争』の形だ」

少佐は、30mmガトリング砲の残弾を確認しながら次のように結んだ。