米国とイスラエルによるイラン攻撃で最高指導者が死亡したとのニュースは、北朝鮮国内にも密かに波紋を広げている。中国との国境地域では、この話題が瞬く間に広まり、住民の間でさまざまな憶測が飛び交っているという。
北朝鮮当局はイラン攻撃を強く非難する談話を国内メディアに掲載したものの、指導者の死亡に関する情報には触れていない。しかし、中国の携帯電話などを通じて外部情報に接する住民の間では断片的ながら事実が共有され、「核を持つ国でも攻撃されるのか」「我々の国は大丈夫なのか」といった不安がささやかれていると伝えられる。だが、このニュースが呼び起こした感情は恐怖だけではない。長年にわたる政治的抑圧と生活苦の中で、北朝鮮の人々は体制への不満を抱えながらも、それを公然と語ることができない社会に置かれてきた。公開処刑や政治犯収容所の存在が知られるこの国では、体制批判は命に直結するからだ。
「外部からの衝撃」を
それでも、極めて親しい間柄では本音が漏れることがある。
