また、両江道恵山市郊外に住む17歳の少年Bも、大鳳鉱山付近で金を採掘し、日当と食事を確保しているという。消息筋は「Bは生活があまりにも苦しく学校にほとんど通えなかったが、金鉱に出るようになって2年になる」とし、「最近は自分の稼ぎを親に渡して家計の足しにしており、家庭事情は少しずつ改善している」と伝えた。
このように住民の生活苦が深刻化する中、青少年が学業を放棄して労働に追い込まれる状況が広がっている。担任教師が長期欠席する生徒の家庭を訪れることもあるが、極度に厳しい生活状況を目の当たりにして言葉を失い、引き返す場合も多いという。一方、金採掘に向かうのは未成年だけではない。最近では商売の資金や結婚資金を用意するため、20~30代の若者が金鉱に向かうケースも目立って増えている。彼らは自ら採掘した金を直接売ることで収入を増やしているという。
消息筋によると、最近6カ月の間に金採掘で1万元(約213万円)以上を稼いだ若者の例も確認された。「金脈をうまく見つければ他の人よりはるかに多く稼げる。金の価格は1グラム800元と高く、短期間でまとまった金を得られるため、金鉱に向かう人が増えている」と説明した。
こうした状況の中、一部の若者は職場に籍を置いたまま出勤せず、一定額を納める「8・3労働者」として登録し、6カ月から1年ほど金採掘に従事する例も出ているという。
消息筋は「裕福な家庭の若者は親の支援があるが、そうでない若者は結婚や生活を自分で賄わなければならないという意識が強い」とし、「そのため20~30代の若者が金鉱に集まっている」と語った。
また、「国家レベルで実質的な生活対策が示されない限り、金採掘場に向かう青少年や若者の流れは簡単には止まらないだろう」との見方を示した。
