「反米は我々だけになる」イラン攻撃で北朝鮮から悲痛な声

近年は金正恩総書記と娘ジュエ氏が高級衣装や豪華な行事に登場する姿が国営メディアで頻繁に報じられており、生活に苦しむ住民との落差が際立っている。

(参考記事:【写真】金正恩父娘“恋人のような密着シーン”に北朝鮮内部から「おぞましい」との違和感も

表立って批判することはできないものの、「自分たちは食べるのにも苦労しているのに、指導者一家は別世界にいる」との不満が漏れるという。

今年に入り、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領拘束の情報が広がったこともあり、独裁体制の終焉をめぐる話題は地下で静かに共有されている。公然と語ることはできないが、「イランは良いな」というつぶやきは、閉塞した社会に生きる人々の切実な願望の表れでもある。

「米軍が金正恩を爆撃してくれれば」北朝鮮国民の“心の叫び”

米国とイスラエルによるイラン攻撃で最高指導者が死亡したとのニュースが呼び起こした感情は恐怖だけではない。長年にわたる政治的抑圧と生活苦の中で、北朝鮮の人々は体制への不満を抱えながらも、それを公然と語ることができない社会に置かれてきた。公開処刑や政治犯収容所の存在が知られるこの国では、体制批判は命に直結するからだ。

それでも、極めて親しい間柄では本音が漏れることがある。