最近では 咸鏡南道咸興などの内陸地方へと拡散する傾向にある。売春女性は当局の取り締まりと身元が公開されることを懸念し、自身の居住地ではない他地域で活動しているという。北朝鮮ではこれを「遠征売春」と呼ぶ。
消息筋は「咸興や内陸では組織的に男性の協力のもと売春が行われている。顧客が代金を払わないことを防ぐためである。最近は黄海道をはじめとする内陸地方から他地域に移動して売春する遠征売春が増えた。彼女らは身元が明らかになるのを懸念し、地元を離れて活動している。遠征売春をする女性らは保安員の取締り対象に登録されないため、一定期間金を稼ぐと他地域に移動する」と話した。
北朝鮮での売春は1990年中盤の食糧難以降に急速に拡散した。