ここでは、金正恩氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が、「子ども2人を連れて(別の)式典に参加していた」と幹部の家族が口にしたことが問題となったという。
金与正氏は、今年の元旦の昼に朝鮮中央テレビが放送した、「<録画実況>敬愛する金正恩同志をお迎えして行った新年慶祝公演」に、自身の子どもと思しき幼児2人と共に参加すした。これのことを言っているのだろう。
(参考記事:「驚くべきこと」金与正氏の”子ども”登場で北朝鮮国民が興奮)当局は、「金与正同志は特別な立場にあり、彼女の同行について言及し不満を漏らすことは、首領の権威への挑戦とみなされる可能性がある」として、「不純な言動があれば、容赦なく革命化措置を取る」と警告した。
情報筋は、「今回の措置は表面的には静かに進められているが、幹部家庭における緩んだ忠誠姿勢を見直し、内部の緊張感を高めようとする、強度の高い思想統制の一環だ」と分析している。
