北朝鮮で第3回全国人民班長熱誠者会議が16、17日にかけて、平壌で行われた。朝鮮中央通信が伝えた。
人民班とは、区域の人民委員会に属する北朝鮮の行政の末端組織だ。20~40世帯で構成され、役割は日本の戦時中の「隣組」や、植民地支配下朝鮮の「愛国班」と似通っている。
朴泰成(パク・テソン)内閣総理(朝鮮労働党政治局常務委員)をはじめとする党・政府の幹部らが会議に参加した。
朴泰成氏が開会の辞を述べ、金明訓(キム・ミョンフン)内閣副総理が、報告を行った。
金明訓氏は報告で、「住民の間で革命の先輩と功労者を尊敬し優待する行為と軍支援の美風、節約運動で多くの余力を見つけ出して社会主義建設に積極的に寄与し、街と村を社会主義の理想郷により立派に整えている」と評価する一方、「洞と居住人民班の活動で必ず克服すべき一連の偏向と教訓」を指摘した。