北朝鮮は、公式チャンネル以外での国内情報の流出を極度に嫌う。市場の物価や、地域で起きたちょっとした騒動といった他愛のない情報ですら、徹底して流出させまいとする。
その努力も虚しく、様々な情報が国外に出ていってしまう。鎖国状態で人と物の行き来が完全にできなかったコロナ禍においてでも、情報の行き来は完全に止めることはできなかった。
今や、中央党の本部庁舎や、金正恩氏が居住しているとされる15号官邸の位置ですら、Google mapで検索すれば一瞬のうちにわかる時代だ。こんな調査は弊害の方が大きいことくらい、国家保衛省もわかっているだろう。