金氏はこうした拷問を受ける過程で「北朝鮮に身柄を引き渡す」との脅迫を20回余り受けたという。
彼は一部の言論で報道された「鶏丸焼き拷問」や、両腕と両足をひとまとめに縛りぶら下げる「鳩拷問」、「水拷問」のようなことはなかったと言った。報道過程で誤って伝わったと指摘した。
彼は丹東市国家安全局長との2度の面談で「舌戦」を繰り広げた状況についても語った。
金研究委員は局長に「私は反中国主義者でもなく、中国に危害を加える活動もしなかったのにどうして拷問を加えるのか」と抗議したが、安全局長は「拷問の事実を外部に漏らすな」、「中国での法律違反を自認せよ」と言う内容だけを繰り返したと言う。