故金日成主席が抗日パルチザン活動を行い、故金正日総書記の生まれ故郷とされている三池淵は、北朝鮮の革命の聖地だ。金正恩総書記は、この三池淵を地方都市のモデルとして、大々的な再開発を行った。見違えるようにきれいになった三池淵は、国営メディアのプロパガンダの定番となっているが、ハコモノは増えても、人々の暮らしに何ら発展がない。
(参考記事:「飢え死に寸前の殺人犯」金正恩の聖地で即時銃殺)コロナ禍以降の統制強化で密輸もできなくなり、市場での商売も制限が厳しくなったことから儲からなくなった。現金収入が中々得られなくなった人々は、トゥルチュクの木にすがりつくしか生きるすべがないのだ。