この手法は以前から横行していた。
品質管理も非常に厳しく、貿易会社は各教化所、管理所に「ひとつの不良品も出すな」と注文している。不良品を出した場合のペナルティについて情報筋は言及していないが、看守による暴言、暴力などにつながる可能性が考えられる。
(参考記事:「最初から使い捨て目的」北朝鮮収容所での”差別”なき虐待)「新興貿易会社が受けたニット製品の注文が非常に多く、外貨収入も多くなるだろう。今後、教化所や管理所での加工製品の生産と輸出がさらに増えると思われる」(情報筋)
現在、全世界的に児童労働、スウェットファクトリー(労働環境の悪い工場、強制労働)に対する視線が厳しくなっている。しかし、抜け道はいくらでもある。あなたの着ている中国製のニット製品が、実は北朝鮮の強制労働によって作られたものである可能性は充分あるのだ。