路上で厳しい審査を突破した人物は、平壌で再び人物審査、身元調査を受けるが、最終合格できるのは100人に1人ぐらいに過ぎないという。
以前は一般庶民を対象にしていたが、今では末端機関の幹部の娘も対象になっていると情報筋は説明した。
「自分の娘が6課対象になることに、すべての親が賛成しているわけではない」(情報筋)
家族が6課対象に選ばれるのは、思想的に問題がないと国からお墨付きを得たのも同然で、非常に名誉なこととされる一方、一度平壌に行けば、辞めるまでは家族と会えなくなり、手紙を書くことすら許されない。たまに6課の職員が元気な様子を収めた写真を届けてくれるくらいだ。
そんな生き別れを嫌い、娘を送り出そうとしない親が増えたことで、人材確保が難しくなり、対象を幹部にまで広げたようだ。
(参考記事:「革命の血を濃くしたい」金正恩氏がかき集める“贈り物美女”たち)