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ちなみに、中国の税関当局が北朝鮮への輸出への規制を強化しているのは、国際社会の視線を気にしてのことのようだ。丹東は、北朝鮮が見える観光地として人気で、貨物の荷積みの際に、一般人や労働者の目に触れてしまうことがあるからだ。それもあってか、北朝鮮から戻る貨物列車は積荷なしのことが多い。

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そのせいで、観光客が相対的に少ない、ロシアとの国境に近い吉林省琿春からの輸出が増えているとのことだ。

「丹東では鋼鉄やセメントも北朝鮮に輸出できない。壁紙などの建築資材ばかり貨物列車に積んで輸出しているが、琿春では鋼鉄も問題なく輸出できて、カツラやつけまつげを積んで中国に戻ってこれる」(情報筋)

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なお、3月に丹東を訪問した旅行系ユーチューバーのSU Channelさんは、鴨緑江大橋を渡って北朝鮮に入る貨客混載列車の様子を撮影している。