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同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮人権研究協会が世界の進歩的人類は米国とその追随勢力の人権干渉策動を果敢に粉砕すべきだと強調

【平壌12月11日発朝鮮中央通信】朝鮮人権研究協会は、1948年12月10日、第3回国連総会で世界人権宣言が採択されて75年になったことで11日、白書を発表した。

白書は、世界人権宣言の75年史は人類がそれほど渇望してきた人間の真の権利を完全に実現するにはいまだ難関と挑戦が少なくなく、正義と真理を志向する国際社会が一致団結して反人権的で反人道的な覇権勢力の強権と専横に反対して断固と闘う時、真の人権理想郷が到来するという真理を刻み付けさせていると強調した。

また、世界人権宣言は、人権を保護し、増進させようとする国際社会の志向と念願を集大成して国連が初めて採択した文書として、それに反映された精神と目的、人間の基本権利を実現するのを重要な目標としていると明らかにした。

そして、世界人権宣言の採択以降、今日に至る長期間、国際社会は人権の完全かつ普遍的な享受のために持続的な努力を傾けてきたとし、次のように指摘した。

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1965年12月21日、「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」が採択され、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」「児童の権利に関する条約」など、人権分野の数多くの国際条約が次々と採択され、発効したし、その履行のための人権機構が設立されて世界的な人権保護増進に積極的に寄与している。

このような中で1993年6月、オーストリアのウィーンで開催された世界人権大会では、世界人権宣言が明らかにした人間の権利に対する信頼を再確言し、それを実践的に具現するための「ウィーン宣言および行動綱領」が採択された。

しかし、このような国際社会の努力に背ちして、いまだに世界の一部の国・地域では世界人権宣言を否定し、それに逆行する行為が公然と働かされている。

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白書は、宣言が強調した人間の尊厳と権利はこんにち、銃器犯罪と人種差別、警察官暴行と女性および児童虐待など、種々さまざまな社会悪が蔓延する米国と西側諸国で無残に蹂躙(じゅうりん)されているとし、それに関する資料を列挙した。

また、欧州連合(EU)諸国の人権実態も米国と別に異なるものがないとし、次のように強調した。

世界人権宣言に背ちして国際的な人権保護増進を阻んでいる米国と西側の犯罪的策動は、人権問題解決のための対話と協力の場である国連人権舞台を自分らの不純な政治目的を実現するための対決の場に汚していることからもさらに赤裸々にさらけ出されている。

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現在、国連人権舞台では国連憲章の基礎である主権尊重、主権平等の原則に反して米国と西側の強権と専横が乱舞し、不正義が正義の上に君臨する不正常な慣行が公然と働かされている。

今、米国と西側諸国は「世界人権宣言採択75周年に当たる今年を人権実態が劣悪な国々の状況を改善するための決定的な契機になるようにすべきだ」と大げさに言い立てている。

彼らが言う「人権蹂躙国」というものは一様に、米国と西側の強権と専横に反旗を翻す反帝・自主的な国々である。

自分らに従順でない国の政権と体制を崩壊させるために「人権問題」に食い下がり、当該の国家のイメージをダウンさせて悪魔化しようとするのは、米国の常套的手口である。

世界人権宣言が掲げた崇高な精神と目的が実現されていないこんにちの現実が刻み付けさせる最も重要な教訓はまさに、真の人権はもっぱら国権を徹底的に守り抜いてこそ保証され、実現されるということである。

国家の自主権によって保証されない人権は単なる砂上の楼閣にすぎず、国権が弱く、自主権をしっかり守ることができなければ個人の尊厳と発展権はおろか、初歩的な生命権と生存権さえ保証することができない。

こんにち、人類の生存と発展を脅かす最も重大な挑戦は、自分らの覇権維持と利益実現のためなら主権国家に対する侵略と罪のない住民に対する殺りく行為もためらわない米国とその追随勢力の反人倫的犯罪行為である。

わが国家がひどい苦難と試練に耐え抜きながら自衛的国防力強化の道を選んだのもまさに、長きにわたる歳月、わが人民にあらゆる不幸と苦痛を強要した米帝国主義の暴政に永遠な終止符を打ち、国家の自主権と発展利益を守るためである。

強力かつ威力ある自衛的抑止力を築いたので、われわれは日ごとに増大する敵対勢力の戦争策動と制裁・封鎖の中でも安心して経済発展と人民の生活向上に力を集中できるようになった。

世界人権宣言の長々75年史は、地球上で誰が本当に人権を擁護し、誰が人権を蹂躙、抹殺してきたし、真の人権保障の道がどこにあるのかをはっきり伝えている。

75年前、世界人権宣言を採択しながら全人類が切々と思い描いてみた人権の理想郷は、時間が流れるからといって自ずと訪れるのではない。

人間の真の尊厳と権利、正義と真理を志向する世界の進歩的人類は「人権擁護」の看板の下で日増しに劇甚になる米国とその追随勢力の人権干渉策動に最大に警戒心を高め、互いに一致団結、連帯・連合して横たわった障害と試練、挑戦をそのつど果敢に粉砕していくべきであろう。---