民間女性を集団暴行で放置…北朝鮮軍「規律崩壊」の鬼畜現場

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ロシアのウクライナ侵攻に関する一連の報道を見るにつけ、軍事において士気や規律がいかに重要であるかを改めて認識させられる。

そういった点で、規模だけは巨大な朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は、末期症状にあると言えるかもしれない。

北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)で、軍の士官4人が、1時間以上にわたり女性2人に性暴力を振るう事件が発生した。地元住民からは非難の声が上がるも、当該部隊は一切の措置を取らず、容疑者を放置しているという。

現地のデイリーNK内部情報筋が語った、事件のいきさつは次のようなものだ。

先月18日午後2時ごろ、金亨稷(キム・ヒョングォン)郡の擺撥里(パバルリ)に駐屯する第43旅団第1大隊の所属の士官4人と兵士2人がある食堂で酒を飲んでいた。すっかり酔っ払った彼らは、食堂にやってきた女性らに向かって、性的に辱めるような発言をしていた。

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そして、飲み会が始まってから4時間半が経った午後6時半ごろ、20代女性2人が食事をするために食堂に入ってきた。それを見た兵士らは、女性の頭部と肩を掴み、無理やり同席するように強いた。

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それだけでは終わらず、玄関扉の鍵を閉めて、部下に見張りをさせた上で、士官4人が2人に性暴力を振るった。犯行は1時間以上にわたって行われたが、食堂の主人は何もできずに立ち尽くすだけだったという。

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第1大隊は、有事に侵入してくる韓国の特殊部隊と戦うことを目的に創設された屈強な部隊として知られ、喧嘩になっても安全部(警察)や保衛部(秘密警察)も手が出せないほどだ。また、彼らは「マフノ部隊」とも呼ばれ、恐れられている。マフノとは、ロシア革命時の黒軍の将、ネストル・マフノのことで、略奪の象徴だ。

一切の事件、事故の発生が許されない光明星節(先月16日)を挟んだ特別警戒期間(14〜19日)に起きた今回の事件だが、今に至るまで何の措置も取られておらず、当該部隊も知らぬ存ぜぬで押し通しているそうだ。

この部隊は、軍団や旅団の指揮部から離れたところにあり、普段から統制があまり効かず、情報筋は、「軍が事件を解決しなければ、同じような事件が多発する」と懸念している。

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