「どうやって食えというのか」北朝鮮で集団抗議活動、当局緊迫

金正日総書記は、大飢饉「苦難の行軍」の真っ只中にあった1998年、当局の不正義に集団で抗議した黄海北道(ファンヘブクト)の黄海製鉄所の労働者を、軍の兵力で鎮圧し、多数の人々を虐殺した。

(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

しかし、このような強硬手段を取るのは難しいだろう。20数年前と異なり、大規模な兵力の移動や武力鎮圧をしようものなら、あっという間に国際社会に察知され、ただでさえ苦しい北朝鮮での国際社会での立場をさらに苦境に追いやることは目に見えているからだ。

別の情報筋は、以前は朝鮮労働党や司法機関の取り締まりにおとなしく従っていた市民が、「どうやって食っていけというのか」と反発するようになり、安全員や糾察隊(取り締まり班)のワイロの要求や当局の定めた制度に対する不満を爆発させたと伝えた。

当局はようやく事態の深刻さに気付いたようで、取り締まりの緩和に動いた。