1997年に吉州の「集結所」に収監されたある脱北者も「妊娠4ヶ月の23才の女性が強制労働させられ、その最中に流産してしまった」と言う。
施設内の環境は、非常に劣悪だとする。穏城拘留所にいた脱北者は「養豚場に拘留場が作られた。便所は部屋の中にあるので大勢が疫病にかかる。しかし、薬もなくまともな医療は施されない。施設は狭く、廊下までぎっしり人で埋まる」と証言した。
1994年に平壌集結所に収監された別の脱北者は「賄い婦の女性が集結所の指導員に性的暴行を受け、二度の強制堕胎を強いられた」と告発した。