それは恐らく、2月のベトナムでの米朝首脳会談決裂にある。
文在寅氏はこの間、米朝間の仲裁役を自任して、双方に様々なメッセージを発してきた。そのメッセージはたぶん、ものすごく楽観的なものだったのだろう。文在寅氏には、ものごとを都合よく解釈して「バラ色の未来」を語ってしまう癖がある。
(参考記事:「何故あんなことを言うのか」文在寅発言に米高官が不快感)
それを信じた金正恩氏は、喜び勇んでベトナムまで出かけて行った。ところが、結果は周知のとおりである。
文在寅氏はなおも、北朝鮮との関係改善を切望している。