そして、管理所をはじめとする北朝鮮の拘禁施設では、あらゆる形態の虐待が日常化している。たとえば、飢えた女性収容者に食べ物のにおいを嗅がせ、死に至らしめる「ニオイ拷問」とも言える行為が横行しているのだ。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)VOAによれば、決議案を発議したのは共和党のジョシュ・ホーリー上院議員で、これには上院外交委委員会東アジア太平洋小委員会のコリー・ガードナー委員長とエドワード・マーキー民主党幹事、共和党の重鎮であるマルコ・ルビオ議員など7人が名を連ねた。
下院でも2月、これと同様の決議案が発議されており、上下両院で北朝鮮の人権問題が扱われる形になったわけだ。ちなみに下院の決議案は、議会で審議されている朝鮮半島関連の案件の中で最多の57人の議員が支持している。