平安南道の价川(ケチョン)市で3人の幹部が不正行為で摘発され、法務委員会にかけられた。
价川市保安署(警察署)2部の課長は、ワイロと引き換えに国境地域や平壌への旅行に必要な旅行証(国内用パスポート)を発行した容疑が持たれている。また、市党(朝鮮労働党价川市委員会)の党員登録課の課長は、女性教師に「党に入れてやる」と持ちかけ、ワイロに加え性上納を強要した容疑だ。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)
一方、労働鍛錬隊(軽犯罪者を収監する刑務所)の関係者は、ワイロを受け取り受刑者の刑期を短縮した容疑が持たれている。
(参考記事:わいろの額で「拷問メニュー」が変わる…北朝鮮「虐待収容所」の内幕)3人とも更迭された上で、労働鍛錬隊送りの処分が下された。