なぜか。経済制裁によって貿易が難しくなり、海外から流入するキャッシュが激減しているからだ。北朝鮮の配給制度は事実上、崩壊しており、人々は日々の糧を市場で購入しなければならない。ところが、経済制裁による不景気で、現金収入を得ることが難しくなっているのだ。
そこで、それでも蓄えのある人々に現金を吐き出させる手っ取り早い商売として、薬物の取引に手を染める人々が増えているとの情報があるのだ。
(参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状)北朝鮮当局はこれまでにも、拷問や公開処刑など強硬な手段を駆使し、覚せい剤乱用の抑え込みを図ってきた。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)