それは、非核化であれ平和統一であれ、金一族の独裁を許している限り実現は難しいのに、むしろ独裁体制の延命に手を貸してしまったことだ。
カネを与えることの害悪は言うまでもないが、人権問題を無視することもまた、恐怖政治を助長するという意味で何より危険な贈り物なのだ。
(参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認)
この点を見誤り続ける限り、文在寅政権は制裁決議の履行でどのように体裁を整えるにせよ、金正恩体制に「与えるべきでないもの」を与えていることに変わりはないのだ。
(参考記事:日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開)