鉱山の坑道の管理担当者だったこの男は、少女を含む3人の女性を、性的暴行を加えた末に殺害。自宅のキムチの甕(かめ)の下に遺体を埋めていた。その極悪非道な行いは2年余りにも渡ったが、実の息子の通報により逮捕されたのだ。
(参考記事:北朝鮮のレイプ殺人犯、実の息子の通報で極刑に)犯行が露呈するのに時間がかかったのは、男が身寄りのないコチェビ(ストリート・チルドレン)を狙ったからだ。北朝鮮当局は最近、孤児院の環境改善に力を入れているもようだが、少し前まで、その内情は劣悪そのものだった。
(関連記事:北朝鮮で孤児院教師が少女17人を性的虐待、怒る市民たち「厳罰を」)施設での虐待から逃れるため、脱走を繰り返すコチェビも多くいたと言われ、そのような少年少女が犯罪者の格好の標的となってしまったのだ。