「資本主義の恐ろしさ」体験談に興味津々の北朝鮮国民

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カメラは、誰でも見分けらる場所に設置されている。これは一般住民のみならず、ワイロを受け取り脱北の幇助を行う国境警備隊隊員をも威圧する効果を狙ってのことだ。

一方、一般住民向けには、帰国した脱北者を講師として「資本主義社会の恐ろしさ」を説く講演会を開催している。

咸鏡北道の穏城(オンソン)、会寧(フェリョン)など中朝国境に接した地域の工場、農場、鉱山では、今月に入って脱北者による講演会が開かれている。

壇上に上がったのは地元出身の40代女性だ。2012年に脱北して中国で働き、戸籍を作って身分証明証まで持っていたが、今年9月に南陽(ナミャン)税関から入国する中国人観光客に紛れて帰国した。つまり、中国人のふりをして帰国し、その後に摘発されたものと思われる。講演の内容は次のようなものだった。