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従来の機種は、USBケーブルでパソコンと繋げば内部のフォルダにアクセスできたが、平壌2423ではできないようになっている。つまり、パソコンとのファイルのやり取りができなくなったということだ。ただし、アクセスが完全にブロックされたのか、特殊なソフトを使えば可能なのかについては確認できなかった。

SDカードをスロットに入れると、「メモリカードとして使用する」「内部のメモリカードとして使用する」という選択肢が表示される。後者を選択すると、SDカードの初期化を求める仕様となっている。前者を選択すると、初期化は求められないが、外部のパソコンからのアクセスはできなくなる。

外部のパソコンでイメージファイル(JPG、PNG)や文書ファイル(PDF)をコピーしたSDカードを挿入すると、自動的に削除される仕組みになっている。つまり、許可されていないファイルはすべて削除されるということだ。ただし、削除されるのはイメージや文書だけで、システムファイルなどに影響は出ない。

スマートフォンの普及により、韓流ドラマ、映画、K-POPの拡散がより一層早まっていることに対して、北朝鮮当局が警戒している事実がこうした機能により体現された形だ。

(参考記事:北朝鮮IT最先端・・・韓流取り締まる北朝鮮当局にBluetoothで対抗

北朝鮮製の最新型スマホ「平壌2423」のスロットにSDカードを挿入すると初期化が求められる(画像:デイリーNK)
北朝鮮製の最新型スマホ「平壌2423」のスロットにSDカードを挿入すると初期化が求められる(画像:デイリーNK)