朝鮮中央テレビは2015年1月10日から地上デジタル放送を開始するなど、全く変化がなかったわけではないが、韓流や海外からの様々なコンテンツに接している北朝鮮の視聴者のお目にかなうレベルに達するには到底及んでいない。それがついに変わり始めたということなのだろうか。
(参考記事:平壌で朝鮮中央テレビが韓国KBSに「視聴率争い」で敗北?!)北朝鮮では、隠れて韓流コンテンツを視聴したのがバレると、拷問を受けたり刑務所に送られたりする。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)このような取り締まりを繰り返しても浸透が抑えられない韓流に対抗するために、元々平壌の周辺でしか見られなかった万寿台(マンスデ)テレビを他の地域でも見られるようにして、外国映画などを放送するなど努力はしている。また、外国映画のDVDも発売している。
(参考記事:北朝鮮がケーブルテレビで外貨集め…切り札は「インド映画」か)北朝鮮国営メディアの変化の裏には、金正恩党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏がいるものと思われる。