金正恩の「女性虐待」収容所を見逃した韓国とアメリカ

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ところが、トランプ氏は6月の米朝首脳会談の後、米FOXニュースのインタビューで、他の国々も「悪事」を働いてきたと述べ、金正恩政権の人権侵害を軽視する姿勢を示した。文在寅氏に至っては、北朝鮮の人権問題にまともに言及さえしていない。

北朝鮮にとって、「完全な非核化」は簡単なことではないだろうが、不可能な課題でもない。金正恩氏は北朝鮮において、「全能」に近い独裁者だ。彼が決心すれば、たいていのことは実現できる。

だが、人権問題は別だ。国民に対する人権侵害を止めるということは、恐怖政治を止めることと同義だ。そんなことをしたら独裁権力が弱まり、「全能」ではなくなってしまう。だから金正恩氏は、米韓が人権問題に干渉してこない限り、「完全な非核化」に向けた取り組みを続けるだろう。

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しかし、本当にそれで良いのだろうか。金正恩氏が独裁権力を維持すると言うことは、今後も北朝鮮で恐怖政治が続き、国民が理不尽な暴力にさらされ続けるということだ。「この世の地獄」とも言われる政治犯収容所も維持され、脱北に失敗した女性に対する強制堕胎などの虐待も続く。

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これは、非核化にも影響を及ぼす。いったん「完全な非核化」が行われたとしても、金正恩氏の手元から、核開発に必要なデータが永遠に消去されることにはならないだろう。そのうえ北朝鮮にはウラン資源がある。

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北朝鮮が民主化されず、金正恩氏が独裁権力を維持するなら、彼の気持ちひとつでいつでも「再核武装」に動くことができるのだ。

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