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脱北女性の人権活動家、イ・エラン氏が主宰する韓国の市民団体が、北朝鮮当局が「非社会主義的現象」の取り締まりのために制作した記録映画を入手し、インターネットで公開している。

同団体の解説によれば、記録映画は5月20日頃、幹部向けに公開されたものだという。同団体が入手したコピー映像は、パソコンなどの端末で再生しながら画面を撮影したものらしく、やや不鮮明だ。しかし十分に被写体の判別は付き、音声も明瞭である。

さらされた女子高生

記録映画のタイトルは、「革命的な思想文化で非社会主義と退廃的な思想文化をきれいに無くしてしまおう」というもの。「強勢国家建設の突撃隊主力となるべき若者たちが、敵が投げ与えるエサに何のためらいもなく手を伸ばし、敵のなすがままにされている」などとするナレーションをバックに、プリント入りのシャツなどを着た若者たちや、輸入衣料のパッケージ写真が次々と流れる。

【キャプチャ画像①】プリント入りのTシャツをとがめられだ若者

輸入衣料のパッケージ写真には外人モデルの写真が付けられており、ナレーションは「異色的な商標」と表現している。

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【キャプチャ画像②】外人モデルのパッケージ写真

さらには、風紀取り締まりを行う「糾察隊」に連行されたと思しき若い女性が、取調室風の部屋の中で恥ずかしそうに全身を撮影されているシーンもある。

【キャプチャ画像③】全身を撮影される若い女性

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また、大人から子どもまで様々な年齢の男女が名前と顔と住所までを画面でさらされる映像が流れ、「夫や父は、妻や子供たちが着て歩く服が、社会主義風潮に合うものなのか、わからないのか」との糾弾が続く。女子高生も小学生も、容赦なくさらされている。

【キャプチャ画像④】顔と名前、学校名までさらされた女子高生

【キャプチャ画像⑤】小学生も容赦なし

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