金正恩氏の「腹ペコ軍隊」にパワー回復の兆し

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南北、中朝、米中の首脳会談が矢継ぎ早に行われ、朝鮮半島に立ち込めていた暗雲は徐々に消えつつある。しかし、国際社会の制裁は未だに解除されていないため、北朝鮮国民の暮らし向きは苦しいままだ。

中でも、苦しい生活を強いられているのは、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の末端兵士、軍官(将校)やその家族たちだ。国からの配給を受け取る以外に生きるすべを持たないのに、配給が滞っていたからだ。そのため国内はおろか、中国においてまで脱走兵氏の犯罪が多発している。

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おかげで北朝鮮軍の規律は地に落ちており、部隊内でも窃盗や性的虐待が横行している。金正恩党委員長が核開発に突き進んだのも、それが理由のひとつと思われる。

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しかし最近になって、軍に対する配給がようやく再開されたとの情報が伝わってきた。