しかし彼らと比べ、金正恩氏のスタイルは独特である。上記のように自分の「泣き顔」を公開したこともあれば、2017年1月1日には、自らの肉声で発表した「新年の辞」の中で、自分の「能力不足」を詫びたこともある。
また、2014年5月に首都・平壌で、約500人が犠牲になったとされるマンション崩壊事故が起きたとき。金正恩氏は、犠牲者の遺族を集めた場で建設工事の責任者である当局幹部に頭を下げさせ、その写真を労働新聞に掲載させた。
(参考記事:ちぎれた手足が散乱、マンション崩壊で500人死亡…そのとき何が!?)北朝鮮の権力が庶民に謝罪するとは、これこそまさに異例の出来事だった。