若者の命を次々と飲み込む…北朝鮮「呪われた巨大発電所」の実態

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設計まで終えたが、あまりにも壮大過ぎたため、結局断念した。そして、1945年8月15日の敗戦で日窒は朝鮮半島におけるすべての資産を失い、朝鮮から撤退した。

この計画は金正恩党委員長の祖父・金日成主席によって引き継がれた。彼は1980年代、西海閘門と合わせて端川発電所の建設を進めようとしたが、後者の建設は諦めざるを得なくなった。財政的な問題があったものと思われる。その後、長年に渡りその決定を悔やんでいたと伝えられている。

そして、構想90年に及ぶこのビッグプロジェクトを引き継いだのが、金正恩氏だ。2016年の新年の辞で「電力問題の解決に全党的、全国家的な力を入れるべきだ」と述べ、白頭山英雄青年発電所、清川江(チョンチョンガン)階段式発電所と合わせて端川発電所の建設に言及した。