北朝鮮で最高人民会議第13期第6回会議が11日に行われ、2018年の国家予算や人事を決定した。会議では金正恩党委員長の最側近と目されていた黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、金元弘(キム・ウォノン)の両氏が国務委員から解任された。朝鮮中央通信が12日、伝えた。

最高人民会議第13期第6回会議(2018年4月12日付労働新聞より)
最高人民会議第13期第6回会議(2018年4月12日付労働新聞より)

会議には、金永南(キム・ヨンナム)、崔龍海(チェ・リョンヘ)、朴奉珠(パク・ポンジュ)の各氏をはじめ、党・政府の活動家、最高人民会議代議員、武力機関の責任活動家らが参加した。また、内閣、社会団体、省・中央機関、工場、協同農場、教育、科学研究機関の活動家がオブザーバーとして出席した。

金正恩氏の提議によって、黄炳瑞、金己男(キム・ギナム)、李萬建(リ・マンゴン)、金元弘の各氏を国務委員から解任し、金正角(キム・ジョンガク)、朴光浩(パク・クァンホ)、太宗秀(テ・ジョンス)、鄭京擇(チョン・ギョンテク)の各氏を国務委員に選出した。黄氏と金元弘氏は粛清説が伝えられていた。

さらに、朝鮮労働党中央委員会の委任によって、朴泰成(パク・テソン)氏を最高人民会議常任委員会委員から解任した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

最高人民会議第13期第6回会議

【平壌4月12日発朝鮮中央通信】朝鮮最高人民会議第13期第6回会議が11日、平壌で行われた。

会議には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長、党中央委員会政治局常務委員会委員で朝鮮国務委員会副委員長である崔龍海党副委員長、党中央委員会政治局常務委員会委員で朝鮮国務委員会副委員長である朴奉珠内閣総理と、党・政府の活動家、朝鮮社会民主党中央委員会の委員長、最高人民会議代議員、最高人民会議常任委員会のメンバー、武力機関の責任活動家が参加した。

党・武力・政権機関、内閣、社会団体、省・中央機関、工場・企業、協同農場、教育、科学研究機関の活動家がオブザーバーとして出席した。

会議では、朝鮮最高人民会議第13期第6回会議の議案を決定した。

1.国家経済発展5カ年戦略遂行のための内閣のチュチェ106(2017)年の活動状況とチュチェ107(2018)年の課題について

2.朝鮮民主主義人民共和国のチュチェ106(2017)年の国家予算執行の決算とチュチェ107(2018)年の国家予算について

3.組織問題

会議では、第1の議案に対する報告を内閣総理である朴奉珠代議員が行った。

第2の議案に対する報告を財政相である奇光豪代議員が行った。

第1の議案と第2の議案に対する代議員たちの討論が行われた。

各討論者は、昨年、軍隊と人民が第7回党大会が提示した国家経済発展5カ年戦略の遂行において大きな前進を遂げたことについて言及した。

また、昨年の内閣の活動状況と国家予算の執行が正確に総括決算されたし、今年の内閣の課題が明確に提起され、国家予算も正しく編成されたと述べ、これに支持と賛同を表した。

各討論者は、人民経済の自立性と主体性を強化し、人民の生活を改善、向上させるための闘いで責任と役割を果たしていく決意を表明した。

会議では、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の決定「朝鮮民主主義人民共和国内閣の活動報告とチュチェ106(2017)年国家予算執行の決算を承認することについて」と、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国のチュチェ107(2018)年の国家予算について」が採択された。

会議では、第3の議案である組織問題が討議された。

会議では、朝鮮国務委員会の金正恩委員長の提議によって、黄炳瑞代議員を朝鮮国務委員会副委員長から、金己男、李萬建の両代議員と金元弘氏を朝鮮国務委員会委員から召還した。

金正恩委員長の委任によって、金正角、朴光浩、太宗秀、鄭京擇の各代議員を朝鮮国務委員会委員に補欠選挙した。

朝鮮労働党中央委員会の委任によって、職務変動に関連して朴泰成代議員を最高人民会議常任委員会委員から召還し、チョン・ヨングク代議員を最高人民会議常任委員会書記長に、金秀吉、朴鉄民、金昌葉の各代議員を最高人民会議常任委員会委員に補欠選挙した。

また、朴太徳代議員を最高人民会議法制委員会委員から召還し、梁正訓、金明吉の両代議員を最高人民会議法制委員会委員に補欠選挙した。---

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