北朝鮮における死刑が問題視されている大きな理由は(死刑制度の是非は別として)、死刑囚が果たして公正に裁かれた結果なのか、適正な裁判は行われたのか、という疑問が絶えない点にある。玄永哲氏などは「金正恩氏に口ごたえしただけで殺された」などとする情報すらある。
それに加えて、この残忍な処刑方法である。いかなる場合にも、人間の尊厳は重視されるべきだし、それを故意に傷つけ、さらにその様子を人々に見せつけることで「恐怖による支配」を目指すなどということは、とうてい許されるべきものではない。今後、金正恩体制と日米韓が対話する機会は増えてくるのかもしれないが、相手の体制がどのように維持されているのかを、決して忘れてはならない。
(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇)