金正恩「拷問部隊」の飢餓状態でただよう不穏な空気

詳細は不明だが、過去の配給停止とは何か様子が違うようだ。ちなみに、再開されるかどうかについては何ら情報がないとのことだ。

情報筋は「配給中断は道内だけなのか全国的に広がっているのかわからない」としつつも、保衛部への配給が途絶えるぐらいなら、国全体が深刻な状況に陥っているのではないかと住民の間には緊張が走っていると伝えた。

心配事はそれだけでない。食糧事情がひどくなれば、保衛員、保安員による横暴がひどくなるおそれがあるからだ。

普段から、保安員や保衛員は、市場の商人に上納金やショバ代をを要求する。それ以外にも、保安署(警察署)の署長や幹部に肉と酒を納めなければならない。拒否すれば商売を禁止し、商品を押収した上で、罰金をむしり取る。配給の停止で、生き残るためにカツアゲに精を出すのが火を見るより明らかだということだ。

今回の配給中断が、食糧難の深刻化によるものかどうかは、今のところわかっていない。しかしいずれにしても、国際社会による経済制裁の影響とは無関係ではないはずだ。

(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」