金正恩氏は父が愛した「天才ヴァイオリニスト」を容赦なく殺した

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金正恩氏の妻である李雪主(リ・ソルチュ)氏が所属していたことで知られる銀河水(ウナス)管弦楽団は2013年に解散させられた。その際、9人の団員が私生活での「非行」を問われ公開処刑されている。また2年後の2015年3月にも、元楽団メンバー4人が、平壌郊外の「美林ポル」という場所で銃殺されたという。北朝鮮での銃殺刑は珍しくないが、メンバーらは遺体が粉々になり原型をとどめないほど凄惨な殺され方をしたと伝えられている。

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文字通り「血の雨」を浴びながら葬り去られた銀河水管弦楽団のコンサートマスターこそが、ムン・ギョンジン氏だった。同氏は、2013年に公開処刑された9人のうちの1人だ。

1981年生まれのムン氏は、2000年に金元均(キム・ウォンギュン)平壌音楽大学を卒業後、2005年から2007年までモスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだ。2002年には北朝鮮国内の最高峰を競う2.16芸術コンクールにて、個人部門2位に入賞している。