北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は5日、平安南道(ピョンアンナムド)北倉(プクチャン)郡のイルクンと労働者が、新年戦闘の初日にたった1日で数万トンの質の良い有機質肥料(堆肥)を田畑に届けたと報じた。また、11日には、黄海南道(ファンヘナムド)でたった5日間に320万トンの堆肥を生産し、120万トンを田畑に届けたと報じている。
ちなみに韓国統計庁の資料によると、北朝鮮の化学肥料の年間生産量は50万トンどまりだ。つまり、黄海南道では年間生産量の6倍以上をたった5日で作ってしまったということになる。もちろん、盛りに盛られた数字であることは想像に難くない。
このような堆肥戦闘と関連して、北朝鮮の内閣農業省がある指示を下した。そのせいで、一部ではパニックが発生していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。